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ヨード欠乏症って知っていますか?
私は今、ネパールの風土病・ヨード欠乏症と戦っています。
ヨード欠乏症といっても日本ではほとんど聞いたことがない、この病気は世界の内陸地帯に多く分布し、7億人の罹患者、17億人のリスク人口があると言われています。
原因はヨードの不足による甲状腺の機能不完全で ホルモン(成長ホルモン)の分泌が不完全になるのです。頚部にコブのようなものができる「甲状腺腫」と心身の障害をきたすクレチン症に大別されます。
日本でも昔は患者がおったようですが、今あは殆ど見当たらない。それは、日本人は毎日の食事に海藻による充分なヨードを摂取しているからです。紺屋の白ハカマというところでしょうか。
国連では、ユニセフが中心になってこの撲滅に躍起になって十数年になりますが、国別に大きな差、事情があり、全体として効果は遅々としています。世界的にポピュラーな対策は食塩にヨードを添加させる方法をとっています。でも、国によってそれぞれの文化があるように対策もそれぞれ違う方法があってもいいのではと思っています。
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ヨード欠乏症・守口チャリティー音楽会(2007年9月29日)
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ネパール・ヨード欠乏症基金のためのチャリテイコンサートの活動報告です。
下記の右は来場客用のチラシです。
ヨード欠乏症支援対策の民間イベントとしては、私の知る限り初めてと思われる意義ある催事です。市民が動きだした始めてのイベントで、ヨード欠乏症元年、元旦と名付けたい思いです。
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2007年9月30日 毎日新聞朝刊 |
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チャリティーコンサートのチラシです。 |
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チャリティー会場からのスナップ
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会場:守口エナジーホールのロビーにおけるボランテイア活動パネルと国内パブリシテイ
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ダウン症の子ども達の幕前の練習風景(ダンス)
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私のボランテイア活動の応援歌発表の歌唱(CD)
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出演者全員の前で、熱田のお礼とご挨拶。感極まってNPO設立宣言をして、これからの発展を約束した
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ネパール・ベニー村
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ヨード欠乏症患者の面接調査(ネパール・ベニー村、2001年11月)
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ベニー村は観光地ポカラから100キロメートル奥まったヒマラヤ山ろくにあり、ここからの交通は駑馬、駄馬などしか通れないトレッキングコースのベースキャンプちです。
朝から道路は人畜でにぎやかです。 一方、山岳地の谷間にあるので、表土が殆どない畑を耕して自給自足しているので栄養は不十分です。
昔からヨード不足で、頚部にコブのような腫れ物が出来ている子女が多く、コブ美人といわれて、宿命感をもっていたようです。 今は、孫に奇形とからかわれるので、取りたいという願望がつよいのです。
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ネパール・チョウタラ村
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ヨード欠乏症患者の面接調査(ネパール・チョウタラ村、2001年11月)
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各患者の頚部にできている甲状腺の腫れは医学的には「不治」といわれているが、腫れを軽減したい患者の熱意に押されて、ヨード補給プロジェクトを決意した。
ベニー村に続いて面接調査を行い、生活ぶりから効果的なヨード欠乏症対策を編み出すのが、活動の一つの目的です。しかし、病気であることは感じているが、原因がヨード欠乏であること、ヨードは栄養素であることは皆目知らないので、教育の大切さを痛感している。でもヨード補給は待ってくれない日々必要なものである。
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ネパール・チョウタラ村、スリージャン君(12歳)
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ヨード補給のための昆布ミネラルカプセルを飲んで5年になるスリージャン君(12歳)が自力で立てるようになった。6年ぶりの感動の再会だった。2007年1月
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彼をいつも見守っているのが、後ろでかがんで居られるお母さんです。 お母さんの首にはマフラーのような腫れが)見えます。
ヨード欠乏症の証拠です。この欠乏症の方が出産をすると、率はひくいのですが、彼の場合、生まれながらにして歩行困難、聾唖に喘いでいたのです。
周りのものは「脳性マヒ」だといって諦めながらも、改善の道を求めていたようです。そこへ私が6年前にあらわれたのです。
運命の出会いになるのでしょうか。
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妊婦ヨード補給プロジェクト
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2007年3月からはじまった「妊婦ヨード補給プロジェクト」の調印式。提携先のトリブバン大学医学部部長室にて
(カトマンドウ市、2007年1月)
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妊婦ヨードプロジェクトは、これまでのヨード欠乏症患者対象のヨード補給プロジェクトの反省に立った結果です。
それは、後追いのヨード補給の限界を意味し、予防対策としての方向転換です。 ヨード欠乏のない赤ちゃんを生んで、活力のある大人に育って欲しいのです。
そのためにネパールのトップの医学部と提携できたのです。
ラッキーと思っています。
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国立チョウタラ病院にて
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2007年3月から始った「妊婦ヨード補給プロジェクト」の実施現場;ヒマラヤ山ろくの国立チョウタラ病院での担当医との打ち合わせ(2007年1月)
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この打ち合わせは国立チョウタラ病院ですが、つい一寸前にマウイストの武力攻撃で、殆ど建物、設備を破壊されたのです。
隣接している助産院は健在であるので、ここが産婦人科の診療の拠点になり、プロジェクトもここで実行されます。
ここで60人の妊婦を選び、ヨードカプセルの投与をはじめるのです。
この地はチベット寄りの山岳地帯で、近くに国道も走っている昔からの要所であります。
それでも、ベニー村ほどではないがヨード欠乏患者は散在しています。
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